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デザインディベロップメント 6月・7月

実際に15号館前の小広場に建設するために、選ばれた最優秀作品を基本に構造た施行性を検証しながら実施案の深度化を現在行なっています。

下の動画や写真は構造系の野村研究室の大学院生らが、3DCADや構造解析ソフトを用いて検討を行っている模様です。地震力や学生が骨組みにぶら下がった場合の荷重を想定して、安全性の検討を行なっています。骨組の形状は4つのモデルが検討され、最終的に次年度年以降の再利用も可能な部材と接合部の汎用性の高い モデル4 の案をディベロップメントすることになりました。骨組の形状は全て同じ長さの部材で構成されており,基礎の鉄骨に一端は2点、もう一端は1点を接合し、合計3点で支持する計画です。原案とよく似た骨組が実現ができそうです。




モデル1

最優秀賞の模型を基に,部材種類が少なくなるように部材長を調整したモデル。不整形四面体(一辺だけ長さが異なる四面体)を標準のユニットとし,ユニット同士の面を合わせるように組み立てることで形状ができている。原案に近いように作ると,部材種類が4種類になることがわかった。


モデル2

モデル1から構造的な安定に関わらない部分を削除し,部材種類を減らしたモデル。2種類まで減らすことができ,標準ユニットのみで形を作ることができている。部材長が異なるのは7本のみ。


モデル3

モデル2から,一部の標準ユニットを正四面体に変更したモデル。長さが異なる部材は4本まで削減できた。このモデルは,完成後は構造的に安定した形状であるが,一部の剛性が極端に低く,施工時に不安が残る。


モデル4(実施案)

モデル3の剛性が低い部分を補強し,全体的に形状を見直す(左側脚部の支持方法を3点から2点に変更・構造的な安定に不要な部材の削除・脚部間の幅を狭める・高さを上げる)ことで,正四面体ユニットのみで構成することができた。原案とは多少形状が異なるが,部材種類を1種類に収めることができ,部材本数も原案から削減できた。




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